施工現場で良く使われる釘打ち機。釘打ち機にはエアー式・電動式・ガス式の3種類があり、それぞれに特徴を持っています。この記事ではそれぞれの特徴と使い方をご紹介していきます。
エアー式釘打ち機の使い方
空気圧でピストンを動かし、その力で釘を打ち込むので安定して力強く打てるのがエアー式釘打ち機!圧縮空気を使うので、釘打ち機の他に空気を送り込むエアーコンプレッサーと、釘打ち機とコンプレッサーを繋ぐホースが必要です。
エアー式釘打ち機には高圧タイプと常圧タイプの2種類があり、主流になっているのは高い空気圧を使う高圧釘打ち機です。常圧釘打ち機の約3倍に気圧が高まったことによって使用するエアーの量が少なくて済むメリットがあるのです。そのため、シリンダーやピストンが小型化・軽量化することができ取り扱いやすくなっています。しかし、高圧釘打ち機は、常圧釘打ち機と比べると高価な点と対応する高圧エアーコンプレッサーの費用も高額なため、エアーコンプレッサーも含めて購入する必要がある場合は、費用がかなりかかってしまうので注意しましょう。
使い方を説明する前にまず本体に装着する釘について説明します。
エアー式釘打ち機には釘がロール状に連結された釘と釘が並んでシート状になっている釘と2種類があります。
ロール状の釘にもワイヤーで連結されているロール釘とプラスチックシートで連結されているロール釘があります。ワイヤーで連結された釘は、ワイヤーをそのままにして打ち込むため、外れたワイヤーが飛散することがあるので保護メガネの着用を推奨しています。そしてプラスチックのシートで連結された釘はワイヤーが飛んでくるといったリスクは低くなりますが、プラスチックから釘が外れ易く作動不良の原因になったり、使用後のシートが邪魔になるという欠点があります。釘打ち機によって使えるロール釘が違う場合もあるので必ず確認しておきましょう。
- ワイヤー連結のロール釘
- プラスチックシート連結のロール釘
- シート状になっている釘
では本題のエアー式釘打ち機の使用方法を説明していきます。
- エアーコンプレッサーを準備します。
エアーコンプレッサーはコンセントをつなげるので必ず電気が通っている現場で使用するという条件があります。電源を入れ十分な圧力に上がるまで待ちます。 - 釘打ち機に釘をセットします。
ロール状の釘は内側から時計回りに渦になっている方が上になるようにセットします。釘の頭の部分が上になるので、万が一反対方向に差し込もうとしても入りにくいので入れ間違の心配はありません。
シート状の釘を使われる場合はマガジンに釘の頭が上になるように入れます。釘を入れた後は釘をしっかり固定させましょう。 - 釘打ち機とエアーコンプレッサーをつなげます。
釘打ち機を動かすためには圧縮した空気を送り込むためにエアーコンプレッサーをつなげる必要があります。エアーホースを使って釘打ち機とエアーコンプレッサーを繋げましょう。 - 釘を打ち込む長さの調節します。
釘を打ち込む長さを調節できる釘打ち機の場合は、不要のコンクリートや木材に釘を打ち込みながら調節をしてください。 - 安全装置を解除させます。
普段誤って釘が打たれないように使用しない時は安全装置をオンにさせます。そうすると間違ってトリガーを押してしまっても釘が打たれることがないので持ち運びが安全です。この安全装置を使用する前に解除させましょう。 - 釘を打ち込みます。
実際に打ち込む場所に釘打ち機のノーズを垂直に置き釘を打ち込んでいきます。きちんとノーズが当たっていないと釘の入りが浅かったり、斜めになってしまったりするので1本1本確実に垂直に打ち込めるようにしましょう。
※機種によって使い方が異なりますので説明書をしっかり読んでご使用ください。
電動式釘打ち機の使い方
次にモーターでバネを圧縮して、そのバネが伸びる力で釘を打つ電動式釘打ち機です。電動式釘打ち機はパワー不足の面があるため、基本的に仕上げ用に使うフィニッシュネイルや、仮止め用のピンネイルを打つことを目的にしており、用途が限定されます。
- 釘打ち機に釘をセットします。
マガジンをスライドさせます。その中にシート状の釘を入れるのですが釘の頭が上になるようにセットし、マガジンをスライドさせて閉めます。 - 電源をつけます。
電動式釘打ち機はモーターを充電させて装着させるタイプです。釘打ち機の電源をオンにして、充電が十分にあることを確認しましょう。 - 安全装置を解除させます。
電動式もエアー式釘打ち機と同じように安全装置がついていますので、作業する際には安全装置を解除させましょう。 - 釘を打ち込みます。
実際に打ち込む場所に釘打ち機のノーズを垂直に置き釘を打ち込んでいきます。きちんとノーズが当たっていないと釘の入りが浅かったり、斜めになってしまったりするので1本1本確実に垂直に打ち込めるようにしましょう。
※機種によって使い方が異なりますので説明書をしっかり読んでご使用ください。
ガス式釘打ち機の使い方
ガス式釘打ち機はガスを燃焼させた圧力で釘を打ち込むタイプになります。ガスを使用しますが、所持許可・火薬申請等の手続きは不要なのでどなたでも使用することができます。
- 専用ガス管をセットします。
専用のガス管を下部が下になるようにセットします。ガスが出る部分は本体につながるようにしてあげましょう。本体につなげる部分は色が違っていたり印が付いているのでわかりやすいです。 - 釘をセットします。
ピン装填口から釘を入れます。釘を入れたらマガジンにある黒いスライドさせられるものをピン装填口の方向にスライドさせピンを固定させます。 - バッテリーを装着します。
バッテリーを本体に装着させます。この時に充電が十分にあることを確認しましょう。ランプが点滅したら準備完了です。 - 釘を打ち込みます。
実際に打ち込む場所に釘打ち機のノーズを垂直に置き釘を打ち込んでいきます。きちんとノーズが当たっていないと釘の入りが浅かったり、斜めになってしまったりするので1本1本確実に垂直に打ち込めるようにしましょう。
※機種によって使い方が異なりますので説明書をしっかり読んでご使用ください。
ウルトラガスツールUG7の魅力
3種類の釘打ち機の使い方を見ていただきましたがどのような感想を持たれたでしょうか。エアー式はエアーコンプレッサーとつなげる必要があるので、作業中ホースがまとわりついてしまいます。電動式釘打ち機はパワーが不十分なので用途が限られてしまいあなたの作業では使えない場合があります。その点ガス式釘打ち機はコンクリートに釘を打ち込める強力なパワーがあり、エアーコンプレッサーなど別の機材に繋ぐ必要がないのでホースもなくコードレスで持ち運びも楽です。そんなガス式釘打ち機の中でも「ウルトラガスツールUG7」がおすすめです。どうしておすすめなのか、「ウルトラガスツールUG7」の魅力について語りたいと思います。
- 釘が入れやすい
ガス式釘打ち機で釘を入れる際に装填口から釘を入れれば良いだけなのですが、狙いが定まらずなかなか入らない時があります。そのようなロスな時間を発生させないためにも「ウルトラガスツールUG7」では装填口に段をつけているので、そこに釘を当てながら入れるとスルスルと釘が入っていくのです。これでロスな時間を出さないで作業に集中することができます。 - リチウムバッテリーを使用
「ウルトラガスツールUG7」が使用しているリチウムバッテリーは小型で軽量にも関わらず、2時間弱の充電で約2,000本の施工が可能です。初心者の作業員がせっかく作業に慣れてきてモチベーションが上がってきたにも関わらずバッテリーがなくなってしまい作業が中断なんてもったいないですよね。また、残量を確認することもできますので、残量に合わせて作業の計画も立てやすいです。 - クール状態が保てる
工具などは長時間使用していると工具自体が熱くなってしまいます。そのまま使ってしまうと工具の寿命を縮ませてしまうので冷ます必要があるのですが、「ウルトラガスツールUG7」では冷却ファンが付いているので長く使ってもなかなか熱くならないので多量の施工が可能となっています。 - ベルトフックの着脱が可能
「ウルトラガスツールUG7」には、作業員には嬉しい取り外し可能なベルトフックがついています。工具を単管に掛けて保管する際に使用されるベルトフックは保管する時にはとても便利なのですが、作業する際にフックが邪魔で施工できないという場面が出てくるというお声から施工の邪魔にならないためにも、ベルトフックを取りはずることができますので、作業前にぜひ取り外してください。ベルトフックの着脱はとても簡単なので負担なく着脱できることでしょう。
その他にも「ウルトラガスツールUG7」の魅力はさまざまあるので商品にご興味のある方やガス式釘打ち機をもっと知りたいという方はぜひお問い合わせください。